本来の自分を知る!ネイチャー理論の世界へようこそ

一人一人の生まれ持った能力特性を知るネイチャー理論のブログです

創造力豊かな子は育てにくい???

芸術家やスポーツ選手など、
独創性やクリエイティブな力を発揮する人たちは、
どんな育ち方をしてきたのか。
結構、興味のあるところではないかと思います。

よく「子どもはみんな天才!」と言いますよね。
ところが、この、天才的な創造性を発揮するタイプは、
幼少時は「育てにくい子」という印象を持たれたり、
発達障害の疑いがある、と言われやすいようです。
子育てに関する相談で、圧倒的に多いのがこのタイプなのです。

ネイチャー理論でみる人の能力特性では、
ネイチャータイプ「3」を持つ人を
「クリエイタータイプ」と呼んでいます。

この3の人は、自分の頭の中に、
もう一つの世界観を持っています。
これを「インナーワールド」と呼んだりします。

この世界はとてもイメージ豊かで、
おとぎ話の世界だったり、宇宙だったり、
あるいは、太古の昔、はたまた見たことのない未来・・・
どんな状況設定も自由にできてしまいます。

 

この、頭の中の世界で自由に遊ぶことができると、
現実世界で人とのコミュニケーションをとったり、
自分の頭の中の世界を言葉にしたり、
ということの必要性を感じないので、
結果として「言葉が出るのが遅い」という現象が起こります。

また、3の子どもには共通した遊び方の傾向があります。

  • 集団遊びに関心がなく、一人遊びが多い
  • ミニカーやお人形などのおもちゃで遊ぶ時、這いつくばったり横になったりして、おもちゃに自分の目線を合わせて遊ぶ

大人から見ると実に不思議で、
どうしてそうなるのかわからない場合もたくさんあります。

3の人が個性を生かすと・・・

最近大人気の俳優・高橋一生さんは933という数字ですが、
とある番組のインタビューで、こんな話をされていました。

ーーーーーーーーーー
小さい頃、人とコミュニケーションが全く取れず、
それを心配した祖母が児童劇団に入れてくれた。
普段のコミュニケーションは苦手なままだったが、
役になりきって演技をするということを通じて
自分を表現することができるようになった。
ーーーーーーーーーー

とても興味深い話だと思いました。
ドラマや映画などの舞台設定があると、
その世界の中で様々に想像を膨らませ、
それを演技としてどのようにでも表現できる、
まさに3の創造性が活きている、と感じます。

この3の創造性が際立っている著名人には、
体操の白井健三選手、映画監督の是枝裕和さん、
コピーライターの糸井重里さん、
歌手・俳優の星野源さんなど、
各界に多数いらっしゃいます。

どの人も、どこか、他の人とは違う発想力だったり、
独特な世界観を持つ人ばかり。
それを生み出すのが、彼らの頭の中にある
もう一つの世界です。

3の子どもには、とにかく、いろんな体験をさせること。
その子の世界観を広げてあげることが大事です。
小さい頃にたくさんのインプットがあれば、
それを自分なりの想像の世界で
さらに大きく広げ、独自の才能が開花していきます。

無理に「周囲の子と同じように」とさせると、
持ち前の発想力の芽を摘んでしまいかねません。

もし、言葉が遅かったり、
お友達と遊ぶことに関心がなかったり、
幼稚園・保育園・学校に行きたがらなかったり、
ということがあるようでしたら、
そのお子さんは未来の天才かもしれません。

ネイチャー理論普及協会では、
子どもの才能を引き出す子育てを目指しています。
まずは、気軽なお茶会から、体験してみてくださいね。

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「発達障害」を疑う前に

とある番組で、発達障害の子どものいる家庭に密着取材、

というものを放送していました。

 

そこで発達障害の特徴の例として紹介されていたものは、

こんな項目でした。

  • 気持ちの切り替えができない
  • 何かに没頭したら、親がいくら言っても
    止めることができない
  • 友達の輪の中に入ることができず、
    うまく集団遊びができない
  • 注意や指示を聞いてもすぐに忘れてしまう

 

ネイチャー理論では、

1つのことに集中・没頭すると他のことが目や耳に入らない、

気になることはとことんやり切らないと気が済まない、

大事なことをすぐ忘れてしまう、などは、

それぞれのタイプで全部説明がつきます。

それは「正常」と言われている人でも、

大人になった後でも、ある程度は見られる傾向です。

 

では、なぜ、それがここまで極端になって、

「手に負えない」状態を作ってしまうのか。

それは子育てのプロセスが大きく影響しているのではないか、

私はそのように考えています。

 

例えば、思い立ったらすぐやりたい、

興味の対象物以外目に入らない、という性質、

ネイチャータイプ「1」を持つ子の場合、

行動の衝動が抑えられません。

 

あるいは、探究心旺盛で、とことん突き詰めようとする、

ネイチャータイプ「6」を持つ子の場合、

どんな遊びでも、やり尽くして満足するまでやらないと、

フラストレーションがたまります。

 

頭の中の空想やイマジネーションの世界が豊かな

ネイチャータイプ「3」を持つ子の場合は、

他の子と一緒に遊ぶより、

自分の世界に浸っていることがとても心地いいのです。

 

このように、もともと持っている特性は、

大人になるにつれて、社会性が身につくことで、

無意識や衝動的に外に出すことは

徐々に少なくなっていきます。

ただし、それは、

幼い時に目一杯その行動をして欲求が満たされ、

親からしっかりと受け止めてもらえている場合です。

 

幼児期に、こうしたネイチャータイプの特性行動を

無理やりに押さえ込もうとすると、

逆に「私をわかって!」と言わんばかりに、

その行動はさらに大きく、強く現れるようになります。

自分の持っている性質を親に受け止めてほしくて、

より強くアピールするのです。

 

このテレビ番組に出てきた子どもたちは、

そういう状態なのではないか、と感じたのです。

 

先日、ネイチャー理論を子育てに活かす、

というテーマで講座を行いました。

託児を設けなかったので会場には小さい子もたくさん!

観察していると、本当に、幼い頃は、

ネイチャータイプがそのまま行動に表れるなあ、

と感じました。

 

じーっとお絵かきやおもちゃに没頭している子

目についたものは走り寄って触ってみたくて仕方ない子

少しでも思い通りにならないとかんしゃくを起こす子・・・

 

でも、子どもたちのネイチャータイプも把握して、

その解説もしながらの講座だったので、

そんな子どもたちの行動も例として取り上げ、

なぜ、そうなってしまうのかを

話させていただいたので、「あ〜!なるほど〜!」と、

会場は温かな笑いに包まれていました。

 

もちろん、特定の考え方や行動が苦手な子には、

サポートしていくことも大切です。

でも、その前に、

幼児期に、ストレートに現れるネイチャータイプを

ありのままに受け止めて、

思いっきり欲求を満たしてあげてほしいのです。

そうすることで、子どもは成長に伴って、

自分のネイチャータイプを上手にコントロールできる、

という状態に育っていきます。

 

「みんな違って、みんないい」

という考え方と同時に、

その子の特性を知って、いい面を伸ばす、

という考え方が広まってくれたら、と願っています。

 

ネイチャー理論を子育てに活用する考え方については、

お茶会スタイルの気軽な場をつくっています。

ぜひ話を聞いてみたい!というお父さん・お母さん、

気軽にご依頼くださいね。

 

■ネイチャー理論について詳しくは・・・

naturetheory.jimdo.com

 

ネイチャー理論と思春期の子育て

ネイチャー理論」をお伝えするようになって約3年。

本当にいろんな場面で、これがあってよかった!と思う日々です。

 

昨日は音更町で、「思春期の心育て講座」と題して、

思春期のお子さんを持つ親御さんのための親子コミュニケーションのお話をしました。

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事前に担当者の方に「ネイチャー理論」をご紹介したところ、

「これを使って個別の相談ができないでしょうか?」というご提案をいただきました。

それはいいですね!ということで、

講演の終了後、3組の親御さんに、お子さんの能力特性の解説と、

親子の関係性を解説、子育ての悩みをどう解消するか、という

具体的なお話をさせていただくことができました。

 

特に、思春期は、ネイチャー理論では、

持っている能力特性に変化が起きる時期、と考えています。

中には、一生、同じネイチャータイプで行く人もいるのですが、

多くの場合、程度の差こそあれ、タイプの変化があります。

 

ネイチャータイプが変化する、とは、

喩えて言えば、

今まで乗っていた車がいつの間にか全く違う乗り物に変わっているのに、

それに気づかず、今までと同じ運転方法をしていて、

なぜか、ガードレールにぶつかったり、エンストしてしまったり、

全く思い通りに運転できず、その理由すらわからなくて、

イライラ、モヤモヤしてしまう、というような感じです。

 

その結果、攻撃的になったり、逆に引きこもってしまったり、

といった行動が出てくることもあります。

 

数ヶ月〜数年をかけて、徐々に自分の新しい乗り物の操縦方法を覚え、

ぶつからずに運転できるようになる、

これが、通常の思春期の乗り越え方です。

 

でも、側で見ている親としては、

「どうしちゃったんだろう?」と不安にもなるし、

何かしてあげたくても、どうしてあげたらいいのかがわかりません。

 

そこで、ネイチャー理論を知っていると、

思春期に起こる変化をあらかじめ知ることができます。

変化を「成長」と捉えて、

 

あなたの乗り物は、今、こういうものにかわろうとしているんだよ、

だから、こういう風に運転してみてごらん。

きっとうまくいくよ。

 

こんな風に言ってあげられたら、

子どもはどれだけ、安心して過ごせることでしょう。

そして、親も、子どもを信じて、支えてあげることができます。

 

そう、かくいう我が家でも、息子の変化に合わせて、

伝える内容や伝え方を工夫しています。

その結果、日に日に、落ち着いて、集中力がついてきたように見えます。

 

思春期は体も変化するし、

勉強に部活に恋愛?に、ホントにやることがいっぱいで忙しい!(笑)

そんな時に、なんだか今までのようにうまくいかないなあ、と

悩み始めてしまっては、せっかくの青春の楽しい時間を

台無しにしてしまいかねません。

その子にとって、一番取り組みやすい方法を教えてあげること、

親がするのはこれだけでいいのではないかと思います。

 

親も子も、成長過程すべてを楽しめるように。

ネイチャー理論を子育てに活用!というのも

広めていきたいな、と思うのです。