本来の自分を知る!ネイチャー理論の世界へようこそ

一人一人の生まれ持った能力特性を知るネイチャー理論のブログです

「発達障害」を疑う前に

とある番組で、発達障害の子どものいる家庭に密着取材、

というものを放送していました。

 

そこで発達障害の特徴の例として紹介されていたものは、

こんな項目でした。

  • 気持ちの切り替えができない
  • 何かに没頭したら、親がいくら言っても
    止めることができない
  • 友達の輪の中に入ることができず、
    うまく集団遊びができない
  • 注意や指示を聞いてもすぐに忘れてしまう

 

ネイチャー理論では、

1つのことに集中・没頭すると他のことが目や耳に入らない、

気になることはとことんやり切らないと気が済まない、

大事なことをすぐ忘れてしまう、などは、

それぞれのタイプで全部説明がつきます。

それは「正常」と言われている人でも、

大人になった後でも、ある程度は見られる傾向です。

 

では、なぜ、それがここまで極端になって、

「手に負えない」状態を作ってしまうのか。

それは子育てのプロセスが大きく影響しているのではないか、

私はそのように考えています。

 

例えば、思い立ったらすぐやりたい、

興味の対象物以外目に入らない、という性質、

ネイチャータイプ「1」を持つ子の場合、

行動の衝動が抑えられません。

 

あるいは、探究心旺盛で、とことん突き詰めようとする、

ネイチャータイプ「6」を持つ子の場合、

どんな遊びでも、やり尽くして満足するまでやらないと、

フラストレーションがたまります。

 

頭の中の空想やイマジネーションの世界が豊かな

ネイチャータイプ「3」を持つ子の場合は、

他の子と一緒に遊ぶより、

自分の世界に浸っていることがとても心地いいのです。

 

このように、もともと持っている特性は、

大人になるにつれて、社会性が身につくことで、

無意識や衝動的に外に出すことは

徐々に少なくなっていきます。

ただし、それは、

幼い時に目一杯その行動をして欲求が満たされ、

親からしっかりと受け止めてもらえている場合です。

 

幼児期に、こうしたネイチャータイプの特性行動を

無理やりに押さえ込もうとすると、

逆に「私をわかって!」と言わんばかりに、

その行動はさらに大きく、強く現れるようになります。

自分の持っている性質を親に受け止めてほしくて、

より強くアピールするのです。

 

このテレビ番組に出てきた子どもたちは、

そういう状態なのではないか、と感じたのです。

 

先日、ネイチャー理論を子育てに活かす、

というテーマで講座を行いました。

託児を設けなかったので会場には小さい子もたくさん!

観察していると、本当に、幼い頃は、

ネイチャータイプがそのまま行動に表れるなあ、

と感じました。

 

じーっとお絵かきやおもちゃに没頭している子

目についたものは走り寄って触ってみたくて仕方ない子

少しでも思い通りにならないとかんしゃくを起こす子・・・

 

でも、子どもたちのネイチャータイプも把握して、

その解説もしながらの講座だったので、

そんな子どもたちの行動も例として取り上げ、

なぜ、そうなってしまうのかを

話させていただいたので、「あ〜!なるほど〜!」と、

会場は温かな笑いに包まれていました。

 

もちろん、特定の考え方や行動が苦手な子には、

サポートしていくことも大切です。

でも、その前に、

幼児期に、ストレートに現れるネイチャータイプを

ありのままに受け止めて、

思いっきり欲求を満たしてあげてほしいのです。

そうすることで、子どもは成長に伴って、

自分のネイチャータイプを上手にコントロールできる、

という状態に育っていきます。

 

「みんな違って、みんないい」

という考え方と同時に、

その子の特性を知って、いい面を伸ばす、

という考え方が広まってくれたら、と願っています。

 

ネイチャー理論を子育てに活用する考え方については、

お茶会スタイルの気軽な場をつくっています。

ぜひ話を聞いてみたい!というお父さん・お母さん、

気軽にご依頼くださいね。

 

■ネイチャー理論について詳しくは・・・

naturetheory.jimdo.com