人間関係の問題を「性格だから仕方ない」と諦めていませんか?
今日で仕事納め、という会社も多いことと思います。
今年1年、どんな年だったでしょうか?
楽しく仕事はできましたか?
それとも、悩みやストレスの連続だったでしょうか?
組織で働いていると、
どうしても人間関係のストレスは避けられません。
ほとんどの場合、
「性格的に合わない」とか、
「相性が悪い」などということで片付けられがちな人間関係問題。
ところが、ネイチャー理論を使って観察してみると、
いとも簡単に原因を見つけることができます。
これを説明すると、ほとんどの方が
「なあんだ、そういうことだったのか!」と言われます。
ネイチャー理論では、
緑・黄・赤・青の4つの「ベースカラー」を使い、
人間関係の特徴・傾向を説明します。
このベースカラーは、
その人の特性のうち、外側に最もよく現れる特徴です。
ですから、人と人とが接する場面で、強い反応として現れます。
4つの色は矢印で結ばれていますよね。
情報・思い・モノ・お金・・・・
いろいろなものが、この矢印の向きに流れやすく、
それは「川の上流・下流」のような感じです。
例えば「黄色の上司に赤の部下」だったらどうでしょう?
上司の指示やアドバイスは、部下には伝わりやすいです。
一言二言、簡潔に伝えるだけで
「あー、なるほど!わかりました!」となります。
このとき、部下は「自分と上司は通じやすいんだな」と感じます。
ところが!
同じような感覚で、部下が上司に何かを報告しようとしたとします。
すると、矢印の逆向きに情報を伝える形になりますね。
上司は「え?何?よくわからないな。もう1回説明してくれる?」
こんな現象が日常茶飯事です。
こうなってくると、部下は辛いですよね。
「ちゃんと説明しているのに、どうしてわかってくれないんだろう?」
この、ちょっとしたイライラやがっかり感。
些細なことでも、毎日毎日積み重なると、ダメージは日に日に大きくなります。
上司にしてみれば、何の悪気もありません。
ただ、伝わりにくい関係性にいるだけで、
聞く気がないわけでは全くないからです。
人は、話が通じない、と感じる相手には、
徐々に「話したくない」という気持ちになるものです。
話したくない→情報量の減少→誤解や判断ミス→関係性の悪化・・・
この悪循環に陥っている人間関係は無数にあります。
友達なら、付き合わない、という選択もあるかもしれません。
でも、職場の人間関係で、それはできません。
これが、組織で働く人たちの最も大きなストレス要因なのです。
さて、それではどうするか。
ネイチャー理論では、分析だけではなく、
具体的な解決方法も知ることができます。
この図を見て、ピンと来る人もきっといますよね。
そう!正解は「伝わりやすい人から言ってもらう」です。
組織内にいる「緑」の人や「青」の人が、
黄色の上司への報告担当になればいい、というわけです。
理想の組織の状態を聞いたとき、
「風通しの良い組織」をあげる方が多くいらっしゃいます。
私も、それには大賛成!
「風」とは、「情報や思いの流れ」です。
良い流れを作るには、まず、お互いのネイチャータイプを知り、共有すること。
いつでも、爽やかな風が吹く組織づくりのために、
ネイチャー理論を知っていただけたらいいな、と願っています。
■ネイチャー理論の詳細は・・・